サウンドオブミュージック(363)
————————————【363】————————————————
Then I opened the door of the library. There was the
Princess* and a strange priest in a brown habit with a
long grey beard. I hesitated at the door.
“This is Father Gregory,”
the Princess said
" my confessor.I have turned to him to help us out, and he
will tell you now what he thinks you should do. "
————————————— (訳)—————————————————
それから、私は図書館* のドアを開けました。そこには、王女様
とそれから、茶色の修道服を着た、白くて長いお鬚の、見慣れない
司祭さんがいました。 私はドアのところで、戸惑いました。
「こちらは、グレゴリー神父よ」
王女様は言うのでした。
「私の聴罪司祭様なの。今回、私たちの問題打開のために
お願いしたの。司祭様があなたに道をお示ししてください
ますわよ。」
—————————————《語句》—————————————————
confessor. 聴罪司祭
—————————————≪解説≫—————————————————
There was のあとは、単数名詞1つしか置けないと学校では習い
ましたが、ここには、princess と priest がいます。定員オーバー
ですが・・・
これは、「複主語」といいまして、本文中のように、動詞が単数名
詞で始まる複主語に先行する場合の例といえます。
通例、あとの主語は、あと思案(afterthought)で追加されたと考え
られます。
Where is Bertha and her baby to sleep the night?
(バーサと赤ちゃんは、どこで夜を過ごしたらいいのか)
「現代英文法講義(P684参照)」(開拓社、安藤著)
え?もちろん、ガッコの試験でこんな英作文したら、不合格です
のでね。
—————————————≪コメント≫—————————————————
library. を以前「書斎」と訳しましたが、読むにつれて、このトラ
ップ邸が城館だと思い知らされ、それならば、れっきとした図書館
もあると断定しました。以後、「図書館」と訳します。