第1教室:『サウンドオブミュージック』(英語学習)

『サウンドオブミュージック』はマリア・フォン・トラップの自叙伝です.ご一緒に読みませんか?

語学学習日記(英語学習)サウンドオブミュージック(715)


サウンドオブミュージック(715)  
𝓢𝓞𝓤𝓝𝓓 𝓞𝓕 𝓜𝓤𝓢𝓘𝓒


————————【715】————————————————

He  had  never  heard  any of  their  selection
before,  but  ardent  music  lover  that  he  was,
he  was  entranced  by  this  beautiful  music.
A  thought  flasdhed  through  his  mind.There
was  a  great  reception  to  be  given  by  the 
Chancellor  for  national  and  foreign  dignitariers,
the  diplomatic  corps  and  military  authorities
——his  first  public  appearance  since  the  recent
death  of  his  wife.

       
.—————————(訳)—————————————————
                             
大臣はこれまで私たちの持ち歌はどの歌も聴いたことが
なかったけれど、熱心な音楽愛好家だったというのです.
彼はこの素晴らしい音楽で自分自信が高められたのです.
ある考えが彼の脳裏にひらめきました.大臣の声で、国
の内外の重鎮たち、外交団体、軍の権威者たちのために
歓迎会が開かれることになりました.——奥方の没後、
彼が初めて公けに姿を現すこととなった歓迎会でした.
 

 
——————————⦅語句⦆————————————————
     
selection:品揃え、ここではレパートリー、持ち歌
ardent:熱烈な、熱心な
entranced:高められた < entrance (他) 高める
mind:「心」や「気持ち」ですが「脳裏」と訳しました.
   どこまでが心で、どこからが頭の作用かわかりま
   せん.
reception:歓迎会 
Chancellor;大臣  
for national and foreign:国内外の 
dignitariers:重鎮たち


..———————≪VSO文法コーナー≫———————————————

ardent music lover that he was:これを直訳すると
「彼があるところの熱心な音楽愛好家」
というさっぱりわけがわからない文になってしまいます.
なので素直に前から訳します.
「熱烈な音楽愛好家、それが彼なのであった」
じゃ文法的にはどうなのさ?ということになりますが
SVCの文型で、Cの部分が先行してCSVとなった文型
です.一応SVCの仲間です.

質問者:SVCなんてブランデーありませんよ.
山田錦:誰がブランデーの話だと言った?

 

..———————≪VSOP文法コーナー≫———————————————

There was a great reception to be given by the Chancellor  
for national and foreign dignitariers,
大臣の声で国内外の重鎮たちのために盛大な歓迎会が
開かれることになりました.

本来for 以下のフレーズは主語のreception に付属するも
のなのですが動詞の後ろに回り込んでいます.
There was a great reception for national and foreign dignitariers
国内外の重鎮たちのための歓迎会

それがトカゲのしっぽみたいのfor のころでちょん切れて
文末に回りました.これはreception のように不定冠詞だけ、
あるいはあってもgreat ception のように1つの概念である
ような単純な名詞だから起こる現象で、その後ろに回った
部分が伝えたい重要要素になっています.extra position
(外位置構文)です.