サウンドオブミュージック(261)
————————— 【261】——————————————————
" How about the big drawing-room, the little drawing-room,
the library, and the music-room ? "
" No, "
I insisted.
" that is not the same. Father, Mother, and children really
have to live in the same room—work, read, play, and write
in it. Then it is a living-room. "
————————————(訳)———————————————————
「大きな客間、小客間、図書室、それに音楽室だって
ありますよ。」
「だめですよ。」
私は固執しました。
「居間と同じじゃありませんわ。お父様とお母さま、
そして子供たちが実際に、同じ一つの部屋で生活する
空間——作業したり、読み物をしたり、ゲームをしたり
書き物ができてこそ、居間ですわ。」
——————————《語彙》————————————————
the drawing-room (特に大邸宅の)客間、応接室
——————————≪感想≫————————————————
意訳が行き過ぎたかもしれません。
Father, Mother, and children really have to live in the same room
お父様、お母さまそして子供たちが同じひとつの部屋で、実際に
暮らさなくてはならない・・・(そういう部屋を居間っていうんだ)
というマリアの気持ちを出すために、原文から少し逸れました。
たとえば、試験で、この部分にアンダーラインがあって、そこを訳せ、
というような問題だったら、
「お父様、お母さまそして子供たちが同じひとつの部屋で、実際に
暮らさなくてはならない。」
と書きましょう。試験で意訳し過ぎると、減点の対象になります。
試験にもよりますが、学校の期末試験ならOKでしょうが、
国家試験とか検定試験では、試験官の私情、御情けは通用しません
から、文法通りやりましょう。